ごあいさつ
医療再生フォーラム21について
医療崩壊が叫ばれはじめてから、多くの時間が経ちました。この医療
崩壊の原因は医療費抑制政策によるものです。医療崩壊に関しては、医
師をはじめとする医療従事者の不足と国民皆保険の形骸化の2点が大き
な問題となっています。しかし今も、医療再生を可能にする十分な公的
医療費の増額は行われずに、医療再生は進んでいません。全ての国民が
必要な医療を受けられるために、私たちは、医療再生へ向けて医師の連
帯を呼びかけます。そして、公的医療費と研究費の抜本的な増額を求め
ます。
日本の医療は様々な問題を抱えていますが、医療者の間でも認識の違
いや意見の違いが多くみられ、将来的な展望が示されない中で、厚労省
による恣意的な医療政策が進められる傾向があります。私たちは、これ
まで不十分だった医療者による医療ビジョンの議論を深める必要がある
と考えます。
私たちは勤務医や開業医と病院、そして研究者の垣根を超えて医療再
生を目指す議論の場を作り、患者や市民と相互理解も深めて、日本の医
療再生への道筋を明らかにしたいと考えます。
医療再生フォーラム21の目的
●医療再生に不可欠な医師の連帯と運動を創造する。
●公的医療費と研究教育費の抜本的な増額のための行動をよびかける。
●公的視点に立って、医療人の熟議を基に、医療再生に向けた道筋を作っていく。
「TPPと日本医療の再生を考える」に関して
昨年、TPPへの日本の参加が突然決まりました。当初、農業問
題が中心的な問題であるような取り上げ方をされましたが、実際
には、国民皆保険制度や現場の医療等に大きな影響が出ることが
危惧されています。しかし、水面下で進められているTPP交渉で
は、医療分野に関する具体的な内容やその影響は明らかになって
いません。
私たち医療者は、この問題に関して、医療を担う主体者として
正しい知識を持ち、医療再生を進める立場で発言や行動を行うべ
きであると考えます。

